Appearing In Unexpected Places
May 11th, 2011
文字通り、リヤカー引いて本を売る。
昔からある行商でしょ?石焼き芋とか弁当屋と同じでしょ?と思いきや、
ちょっと違う。
twitter等のSNSやブログを駆使してリアルタイムで位置情報を流す。
ターゲットはビジネスマン。
既に口コミはあるから出張とか遠方から来た人は「お!見つけた!」と嬉しくなって買っていく。
しかも電子書籍もやるという、
僕はこのローテクとハイテクのハイブリッド感がたまらん。
魅力は行商とか移動型店舗というだけじゃなく、
「神出鬼没」というのが、なんとなく現代とマッチしていることじゃないかと思う。
ストライドが日本上陸キャンペーンで猿を探して賞金200万ていうのをやっていたが、
ああいうのすごい見つけたくなる。
Vice Magazineもそうだけど、「お!見つけた!」という感動が
amazonでなんでもすぐ見つかる今、あんま無い。
例えば、
公衆電話あるコンビニとかライフガード入ってる自販機見つけたら勝ち、みたいなゲームやったら結構エキサイティングに遊べる。
「神出鬼没」。
これはなかなかいい線ついてるんじゃないでしょうか。
TVゲーム世代というか、ちょいヴァーチャルな感覚も含まれている。
あとは作り手との距離が近くて、もっと人の目を引くように奇抜でなきゃいけない。
アパレルもCD・レコードもアートでもリヤカー結構ありなんじゃないか。
先進国から本屋や薬局や電気屋もスタバもケータイショップも店舗が消えて全部リヤカーになったら‥‥
エコだけは評価されるかな。
欠点は、ターゲットがかなり限定されるし大した収益は見込めないことだ。