目を覚まされる

BE AWOKE
March 13th, 2011



  
そのとき私はシンガポールにいた。
シンガポールのシンボルであるマーライオンを独占するとかいう日本人アーティストの奇抜な作品の関係者以外立入禁止レセプションパーティーにどうにか潜り込めないかと策を練っていた。
知ったのは、日付の変わった12日午前1時頃。
ゲイランからホテルに戻ってネットにつないでヤフーニュースを見た瞬間、 
ハッ!!!
地震から約10時間後のことだった。
 
家族!!!
なかなか連絡がとれない時間に最悪の状況について頭を巡らせた。
とにかく家族、友人、周りの人が無事で何よりだった。
ホテルで見るCNNでは、原発の爆発、家々や車を流す映画のような津波、オバマ大統領の支援発表、何百人の死者・それを上回る数の行方不明者、急落する日本市場が報道されている。
チリやハイチのとき、また9.11同時多発テロのときと同じようにずっと同じ映像が繰り返されている。
1978年に起きた宮城県沖地震の再来は必ず起きると言われてきた。
が、しかしこのタイミングとは‥。
宮城県沖地震と別物と言われているようだし。

いくつかの偶然、いくつかの必然。
忘れてはいけない、生と死はいつだって隣り合わせだ。

当たり前なのだろうが、それにしてもアメリカの対応は早い。
  
日本視点でもアメリカのパワーが弱まりつつある中で、リーダーシップをとれる国はやっぱりアメリカしかない。
それに従い、50カ国以上からの支援も発表された。

権力や損得はもちろんある。
しかし、世界は思っている以上に愛でできている。

足りないところを他が補う。
困っている人がいれば助ける。
泣いている人がいれば笑顔にしたい。
戦争ではないのだから誰のせいでもない。
一度味わった贅沢はなかなかやめれない。

しかし、ただでさえ予算が追いつかない日本はこの事態を乗り越えられるのだろうか。
収入が上がらないなら支出を見直すしかない。
生きていくには何が一番必要か

LOVE & PEACE


そろそろ価値観変えなければ。